Royalty Pharma

Royalty Pharma (ロイヤリティファーマ)の将来性③ー米国議会予算局報告書から読み解く 後編ー

現在ホットな治療分野

現在行われている臨床研究の内容を見ると、今熱い治療分野は、悪性腫瘍や神経系疾患(アルツハイマー病やパーキンソン病など)だそうです。今後Royalty Pharma が新しい投資先として悪性腫瘍や神経系疾患の特許権を獲得する可能性は十分にあると思います。

既にRoyalty Pharma が特許権を持つ悪性腫瘍の治療薬、Xtandi、Trodelvy、Erleadaの3つについては個人的にかなり期待しています。

医療者の観点からみてもこれらの薬はとても良い薬だと思います。(これらの薬の登場で、自分が大学で学んだ常識が変わりました。特にTrodelvyに関しては、予後の非常に悪い乳がん患者さんに対して治療の選択肢ができたのです!)そして、今後5年間で売上が大きく伸びるポテンシャルを秘めています。

次のページで研究開発費と政府との関係について解説です。

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ABOUT ME
あきふね
ハリーポッターの世界にあこがれた高校生が、大学時代と初期研修後にイギリスに留学。 10年以上どうしたら英語が上達できるか考え続け、合計約3年間イギリスに滞在。 ようやく自分なりの回答を見つけ、現在は次の海外進出に向けて準備中。 美容皮膚科医。 イギリス留学、英語について発信するのが何よりの楽しみ。