複利が効く
各費用を差し引いて、投資家にしっかりと配当を分配して、それでも投資元本以上を回収できるシステムが構築されている。しかも、投資元本は徐々に自動的に増えていく。
つまり、投資して、配当を分配して、残ったお金を再投資するというサイクルを繰り返すほど、どんどんと配当金と投資元本が自動的に増え続けることを意味しています!
このイメージがInvestor Day の資料にも掲載されていました。
流れとしては、
- ロイヤルティ収入としてAdjusted Cash Receiptsを受けとる
- 社員の給与等(約9%)を差し引く
- 残った、Adjusted EBITDAからInterest expense(利息費用)を差し引く
- 残りは配当金や新規のロイヤルティ獲得に使用
- 新しく手に入れた新薬の特許権からロイヤルティ収入を受け取る。
これを何回も何回も繰り返します。
つまり、増えることが確実なサイクルを回して、複利で収入をアップしているのです。
見かけ上は15年で”たった” $164 million 程度の投資元本の増加だとしても、これは単利で考えた場合です。その15年の間にどんどんと資金は再投資され、実際は複利の効果をどんどんと得ています。
しかも、今後新薬開発に必要な資金は増える一方のため、Royalty Pharmaにとっては大きなビジネスチャンスです。
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目に見えないところで複利効果が蓄積され、このビジネスサイクルにどんどんと勢いがついていくのです。
次のページでアマゾンとRoyalty Pharma の類似点を紹介します。