Royalty Pharma

乳がん治療薬からみる Royalty Pharma (ロイヤルティファーマ)のすごさ

*最終的な投資の決定は皆さんご自身の判断でお願いします。私は資格を持ったファイナンシャルアドバイザーではなく、あくまでも1人の素人投資家です。当サイトの使用及び閲覧は皆さんの自己責任でなされるもので、当ブログは本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。

こんにちは、あきふねです。

前回はRoyalty Pharma (ロイヤルティ・ファーマ)の新たな試みである Merck との案件について解説しました。今後 Royalty Pharma のビジネスがどの方向に向かっていくのかチェックするのに良い例だったと思います。

Royalty Pharma の新な試みーMerckとのコラボについてー前編 *最終的な投資の決定は皆さんご自身の判断でお願いします。私は資格を持ったファイナンシャルアドバイザーではなく、あくまでも1人の素人投資...
Royalty Pharma の新な試みーMerckとのコラボについてー後編 *最終的な投資の決定は皆さんご自身の判断でお願いします。私は資格を持ったファイナンシャルアドバイザーではなく、あくまでも1人の素人投資...

しかし今回のこの記事では、あえて少し昔の取引について解説してみたいと思います。

その取引は 2018年に Immunomedics (イミュノメディックス)社との間で行われた、乳がん治療薬の “Trodelvy(トロデルヴィ)” に関するものです。

ここで、2022年第3四半期の決算報告書を覗いてみましょう。

引用元:Royalty Pharma

2021年度は9か月間に得られた Trodelvy(トロデルヴィ) のロイヤルティ収入が $8 million であったのに対して、2022年度は9か月間で $17 million となっています。約2倍以上になっていることが分かりますね。

この表からは、Trodelvy という薬は Royalty Pharma のロイヤルティ収入で占める割合としては大きくはありませんが、急成長していることが読み取れます。

今後この Trodelvy の売り上げはどんどんと伸びることが予想されます。しかしそれだけでなく、この薬から得られる収益はほぼ全て利益と考えられることが今回この薬を取り上げるに至った理由です。

今回は治療分野としても、ビジネスとしても非常に面白い取引であった Trodelvy について解説したいと思います!

結論

まずは結論です。大きく分けると以下の通りです。

  • 革新的な治療薬である
  • 既に投資元本は回収済み
  • 今後さらに収益が伸びることが大いに期待できる

次のページでは、Trodelvy のすごさを理解する上で必要な、乳がんという病気について簡単に解説します。

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ABOUT ME
あきふね
ハリーポッターの世界にあこがれた高校生が、大学時代と初期研修後にイギリスに留学。 10年以上どうしたら英語が上達できるか考え続け、合計約3年間イギリスに滞在。 ようやく自分なりの回答を見つけ、現在は次の海外進出に向けて準備中。 美容皮膚科医。 イギリス留学、英語について発信するのが何よりの楽しみ。