Royalty Pharma の株価が低迷するもう一つの理由
以前、Royalty Pharma の株価が低迷している理由として、Vertex社が開発している新薬が影響している可能性についてお話しました。
Royalty Pharma (ロイヤルティ・ファーマ)の株価が低迷している理由
*最終的な投資の決定は皆さんご自身の判断でお願いします。私は資格を持ったファイナンシャルアドバイザーではなく、あくまでも1人の素人投資...
Royalty Pharma にとってtrikafta が今後も期待できる理由
*最終的な投資の決定は皆さんご自身の判断でお願いします。私は資格を持ったファイナンシャルアドバイザーではなく、あくまでも1人の素人投資...
これに加えてもう一つ、Royalty Pharma の株が低迷する理由があります。
それは何かというと、Royalty Pharmaの決算です。
まずはこちらをご覧ください
この画像は2021年度の決算書にある損益計算書ですが、純利益に当たる部分を赤枠で囲みました。
数字を抜き出してみると
これをグラフにしてみると
なんと、売上高は伸びているのに、純利益は下がり続けているという結果になります!
2020年にIPOしたのに、むしろ利益が下がっている。そして、利益は落ちているのに、IPO後から増配を続けている。大丈夫かこの会社?
そう解釈されてもおかしくないですね。
利益が減少していると判断されると、その会社の株は売られますし、株価も低迷します。
この、一般的な会計方法 (GAAP: Generally Accepted Accounting Principles) によって算出された数字が悪いことが、Royalty Pharma の株価が低迷する原因とも考えられます。
次のページはRoyalty Pharma 独自の会計方法について解説です。